日常

San Francisco で働いています

November 9th, 2010  |  Published in 日常

(つづき)

11/8 から、 San Francisco で働いています。 会社の日報に「あっちに行きたい行きたい」と2日連続で書いていたら、「じゃあ2週間後からよろしく」という流れで決まった。動きが早い。 10月からの新しい生活にも少し馴染んできて、本も出て、引越しもようやっと済んだというタイミングでの US 行きというドタバタ展開ですが、またとない機会を活かしてがんばろー。

でまぁ、飛行機から降りたその足でオフィスに直行し、仕事などしている… 広いワンフロアに全従業員がいて、わいわいしながらやる雰囲気が斬新だわー。これから楽しくなりそうです。

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DeNA に入りました

November 1st, 2010  |  Published in 日常

10/1 から、初台の DeNA でソフトウェアエンジニアとして働いています。早いものでもう一ヶ月が過ぎた。

何をやっているか

スマートフォンなモバイルでソーシャルなウェブ、というカタカナだらけなことをやっています。これはなかなか親には説明しづらい。 これまで個人活動でやってきた iPhone アプリ開発の経験を買われたのだと思います。いろいろやっとくもんだ。 入って1週間くらいコードを眺めたあと、さっそくモバイルデバイス側、ウェブサーバ側の両方のコードをばきばき書いてたら10月が終わっていた。

何をやろうとしているか

そもそもなぜ入ったか。会って話した人からよく聞かれて、「あまり考えてなかったんだよねー」と答えてたんだけど、多少は思うところもあった。

まず、最先端にいたいというのがある。いまぼくが見えている範囲でいちばんエッジなのは何かというと iPhone をはじめとするモバイルであり、ソーシャルウェブだろうと。思えば、前の職に就いたのも、当時の最先端だった Cell プロセッサの開発ができるから、というのがあった。エッジの効いたところには、尖ったひとが集まるわけで刺激的に違いないと。

次に、やっぱり世界を少しでも良いところにしたいというのがある。 たとえば、うちの両親くらいの歳のひとが、日々何をして暮らしているかというと、起きている時間の半分くらいがテレビをただ見ているだけだったりする。たしかに、外に出てアクティブに活動する、というのはちときついだろう。それでも、ただ流れてくる情報を流すパイプなだけで、やっと手に入れた平穏な日々を過ごすのはちょっとなんだかなとずっと思っている。

人は、人とのあいだで暮らすのが何よりの楽しみだろう。大昔から。それを現在のテクノロジーでできることにもってくると、モバイルなソーシャルウェブになる。生のコンピュータだと、みんなが使えるわけじゃない。でもいまやケータイは老若男女ほとんどが日々つかっている。そのケータイでつながっているのは、家族や近しい友だち。そんなふうに、みんなが日々を過ごす場をつくれればなと。そこで交わすコミュニケーションは、まだ何がよいのかぼくには分かっていないんだけど、そのあたりはつくりながら手探りだなー。

会って話した人からは、「これまでやってきた専門と全然ちがうじゃないの、もったいなくない?」と言われることも時おりあります。でもまぁ、いろいろやった方がおもしろいんじゃないですかね。人生短いし。

pros/cons

何がよいかというと、オーバーヘッドが少ないところ。導入研修もわずかで、ミーティングも長くて30分、きっちりゴールがシェアされた状態で始まる。割り込みも少ないし、コード書きに集中できる。集中しすぎてへろへろになりがちなのが玉にキズではあるけれど… また、戦略が明快なのもよい。仮説、実行、検証が板についている。

逆に、何とかならんかなーというと、やはり街中なのがしんどい。朝の通勤ラッシュとか、散歩しようにも周りがクルマだらけである。あとランチが都心価格..


つづく

関連エントリ

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退職しました

October 1st, 2010  |  Published in 日常

2010/9/30 で、株式会社東芝を退職しました。

6年半何をやってきたか、少し振り返ってみます。

最初

組み込み機器向けソフトウェアの先行開発をする部門にいました。組み込み機器といっても、いわゆる黒物家電で、 Cell プロセッサを使ったものや、コンテンツ再生機がターゲットです。

最初にアサインされたのは、画像処理アルゴリズムを Cell で速く動かす、という仕事でした。それで、こういうものができた。

(画像は AV Watch の記事より)

Cell に本気出させたら何ができるか、というものでした。当時は F1 というプロジェクト名だった。これは後に発売される CELL REGZA のマルチチャンネル表示につながったそうな。

ここで学んだのは、「少数だけど精鋭がチームを組むと、不可能としか思えないことも実現できる」ということでした。性能の見積もりはぎりぎりいけるだろうレベル。しかしプロジェクトの期限は1ヶ月で、手持ちのコマはばらばらのパーツのみ。実担当は2人。それでも、毎日力を出し合って、周りの優秀なメンバーからアドバイスをもらい、日々がんがん進化していった。最後の方のある日は、入社以来はじめての泊まりこみデバッグを経験したりしたなー。それでけっきょく、3週間でできた。

完成した展示はそれなりの反響があった。1年目で、これを期限内に達成できたことは、その後のエンジニア生活にとって大きな自信となったと思う。

製品開発部

そうこうしているうちに、直近の製品を開発する部署に移りました。 HD DVD という規格があって、そのプレイヤーソフトウェアをつくっていました。

( )

最初は、あるプラットフォーム向けに書かれたコードを別のプラットフォームに移植したり、ややこしいバグの解析などをしていました。そのあと、 HTTP ストリーミングを実現する部分の実装をスクラッチから書いた。実際の製品に載るコードを書く、というのがどういうことか知る経験になりました。あと、この頃にテストの大事さや開発プロセスについてよく学んだ。自分の書いたコードがちゃんと動くようお守りしに、ラスベガスの展示会に行った思い出も (けっきょく、問題は何もおこらなくてホッとした)。

Molatomium

そっちの話が一段落したあと、元の部署に戻って Molatomium という並列プログラミングモデルをつくるプロジェクトに合流しました。

それまでインタプリタ型の処理系だったのを、 VM で実装しなおす、という仕事をはじめました。そんな、言語処理系とかつくったことないよ.. と思いつつも、るびまの連載 を参考にしてコツコツつくり、半年くらいで仕上げた。

VM つくるってのはいい。いわゆる全能感がありますね。自分の設計したマシンの上で、自分たちの設計した言語をつかって、ユーザがプログラムしたコードが走る! これぞプログラミング、てかんじだ。昔から OS つくりたい! みたいなのを思っていて、それは結局なにかというと自分がコンピュータを完全に制御したい、ということなんだと思う。 VM をつくるというのは、それに近い。

その VM はけっきょくいくつかの製品に搭載され、世の中に出た。やっぱり、自分の書いたコードで動いている製品を電気屋さんでみるのは、ちょっとした感慨がある。

そうしてつくった VM の話をちょいちょいと学会などでしていたら、雑誌に投稿する機会にめぐり合ったり、アカデミアの輪に片足つっこんでみたりで研究者っぽくなった。国際学会に出すんや! と論文をちまちま書いて、最終的には2つの国際ワークショップで発表する機会を得た。

要約すると、念願の全能感をてにいれ、製品に載り、論文も書いた。雑誌投稿もし、国際ワークショップで発表もした。 で、まぁこれはいい区切りだな、と。

間接的なもの

どんな貢献ができたかなと思い出してみます。

自分のコードが入った製品はたしかに世に出たけれど、その売上に寄与できたか、というのよりは 間接的なことに取り組んできたのかなと思います。 Web 周りの整備をして、 Trac, Redmine, SVN, Git, Hudson といった世間の最新技術を利用することを啓蒙したこと。 読書会を開催して、組織を横断したつながりをつくったこと。場をつくり、文化のタネを蒔けたかなと。 あと、国際ワークショップでの発表や雑誌への寄稿、アカデミアとの交流によって、技術力というブランドの向上には多少寄与できたかなと。

次へ

思い出しながら書いてきたんですが、読み返してみると 好きなことを、自由にやってこれた なーと改めて。それはたぶん、周りの人たちのおかげで、ぼくがぼけーっと好きなことをしている横では苦労してたり迷惑をかけてしまっていた人がいたんだろう。すみません、ありがとうございます。こんなやりやすい職場環境で、エンジニアとしての基礎素養をつけることができたのは、とてもラッキーだったんだと思います。

で、もう明日から別のところで新しいチャレンジがはじまります。というかもう今日じゃないの.. 眠くなってきた..

次回作が最高傑作!

Ruby会議 2010 の思い出

August 31st, 2010  |  Published in 日常

Ruby 会議 2010 が終わりました。 今年は、実行委員としてお手伝いさせてもらいました。 やっていたのは、中ホール番長と翻訳まわり。

参加するのは 2007 に はじめて参加してから 4年連続だったんだな。

参加する目的について

ここ 2, 3年は、日常であんまり Ruby のコードを書いてなかった。そんな自分が、 Ruby のコミュニティにできる貢献ってなんだろかなーと考えたときに、スタッフとして何かお手伝いする、というのがあった。 当日スタッフとして参加した Ruby 会議 2009 のスタッフ打ち上げで さんから「次は実行委員でよろ」と言われたとき、ん、やろうと思ったのであった。

とはいえ、 2009 年の秋から始まったスタッフミーティングにちょこちょこと顔を出していたんだけど、何かこう、うまく役立てていなかった。ぱりっとしない。自分のできることが増えていなかった。なんだか宙ぶらりんなかんじがしていた。

もやもやしていた冬の終わりごろに、「あ、スーパースター方面でよろ」と言われ、春の終わりごろに「そうそう、中ホールの番長になったから」と。これがよかった。 2007 年にはじめて参加したときから、発表中に IRC で野良翻訳していたし、ここ最近は国際学会にちょこちょこ参加していたので、だいたいの勝手は分かる。こういう風に振ってもらえたのはとても助かったなー。でもまぁ、自分からもっと動くようにしよう…

中ホール番長について

大ホールが日本語、分かりやすげなセッションが多かったのに対して、中ホールは基本的に英語でテクニカルなセッションだった。でもそれがいい。いいぞもっとやれ。 番長の仕事は、全体を取りまとめることと、司会。中ホールはこじんまりとしていてあまり会場での実作業はなく、身体的にはラクだった。司会は何をするかというと、発表者にマイクをつけてもらったり、何分しゃべるつもりなんやと聞いたり、雑談 (!) したりする。あと、発表のタイムキーパーをしたり、発表が終わったら質問を煽ったり、連絡事項があればアナウンスしたりといったところ。 中ホールは KaigiFreaks の , , さんとで基本的に回していて、 Q&A のときのマイク持ちや会場案内といったところで当日スタッフの担当の人たちに助けてもらっていた。みんなのおかげで、とてもスムーズに運営できていたんじゃないかなー。安定感があった。ナイスチーム!

スーパースターについて

スタッフで、翻訳というか海外勢まわり全般をやるひとを ☆スーパースター☆と呼んでいた。

会議前には、スライドに訳をつけていた。ぼくが担当していたのは、 Sound Programming のと Chad Fowler の基調講演のもの。特に Chad Fowler のスライドは、自分がつけたあとに、の手直しが入り、すばらしいものになったと思う。もちろん、元のコンテンツが素晴らしいのは言うまでもないのだけれど、その素晴らしいメッセージをより多くの人に届ける助けになれたかな、と思うとぐっとくる。というか、 Chad Fowler の発表中にぐっときていた。翻訳者はメッセンジャーだったんだな。

会議中には、会場横スクリーンに表示される IRC に、日→英、英→日の同時通訳をベストエフォートで。じっさい、聞き取れないところや、発表のスピードについていけないところはスキップしてしまうこともしばしばだったけれど、言葉のギャップへの架け橋に、多少なりとなれていればうれしいな。あと、「みんなオラに力を分けてくれろ」と書いていたら、会場の中から翻訳を手伝ってくれる人たち (野良スーパースター) が出てきたりして、やっぱりぐっとした。

ああそうだ、あと懇親会でぽつんとしていた海外からの参加者に酔った勢いでしゃべりかけていって、楽しい時間を過ごすことができた。懇親会で、けっこう日本人の集団と海外勢クラスタが分かれてしまっていて、まぁそうなるわなーと思いつつももったいない。もっとごたまぜになるように、動いてみよう。

来年に向けて

自分は技術方面の人なはずなので、ハックして技術発表する。 2008 で LT, 2009 で RT (Reject Talk) と発表はやってきたものの、対した技術の発表じゃなかったし、このまま終わるのはふがいない。今年は何の発表もせず、純粋なスタッフなだけだったけど、次は staff / attendee / speaker / sponsor の4タイトル制覇をしたい。あ、 committer もあればグランドスラムなんだな… どれだけ進めているだろうか。

というわけで

参加者のみなさまありがとう! スタッフのみんなありがとう! ホテル39#107 はいい思い出です。 Ruby のコミュニティは、感謝することが根付いているのがすごいと思うのでした。

ハックしよう!

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Ruby 会議 2010 がはじまります

August 26th, 2010  |  Published in 日常

あした 8/27 から Ruby 会議 2010 がはじまります。ぼくはいちスタッフとして参加します。

staff.png

主に中ホールというところの番をしていますので、見かけたら話しかけてやってください…!


これまでの Ruby 会議についてのエントリ:

2009:

  • RubyKaigi 2009 Reject Talk 1
  • RubyKaigi 2009 Reject Talk 2

2008:

  • Ruby会議2008で話してみて
  • Ruby会議2008を聴いていて

あるいは RubyKaigi タグ.

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Day 0

June 14th, 2010  |  Published in 日常

バークレーに来ています。


空港に行き、飛び込みで MiFi のレンタル (世界中版) ができないか聞いてみると、世界中版は予約なしだとダメだとのこと。段取り重要.. JAL のラウンジ素敵でした。

JL2 に乗って SF へ。夕食のクオリティがすごかった。

今回はそこそこ眠れたかな。半分うつらうつらしていたら、機内が明るくなっていた。

BART に乗って Berkeley Down Town へ。ここまでは調子良かった。 AC transit Line 49 に乗ればよさそうだったのでバス停で 40 分ほど待つもぜんぜん来ず、あきらめて Berkeley Public Library でネットにつながる。12時間ぶりくらいか。 iPhone の Google Maps に近隣の地図をキャッシュさせておく。

洗剤など買って、タクシーで Clark Kerr Campus へ。

Residence Hall がすごい快適でびっくりした。学生寮ちがうじゃないこれ。


HotPar ’10 0日目のレセプションに出席して、 Ph.D students な人たちのテーブルについた。あれこれ話しているのを聞くけど、やっぱりカクテルパーティーむずい.. 技術的な話じゃない雑談に混じるのはなかなかに大変です。会話の文脈を追っかけてると、聞くばっかりになってしまうし.. こういう時の会話は、よく関西人が言われるところの「で、オチは?」というのがあるように思う。しゃべっていて、途中にくりっと笑いポイントをはさむというか。

去年はレセプションでほとんど誰とも絡めなかったけれど、今回は自分から数人に絡んでいけたので、多少は進歩していると自己暗示かけておこう。ひとつ、会話をリードすることができたし (でもそれまでの流れをぶったぎってしまった..) 。発言しないとほんと空気になる。


今回は時差あんま感じなくて快調やわー、と思っていたら3時に目が覚めて、こんな文章を書いています。今日発表とディスカッションなので準備せにゃ..

海外ツアーに出ます

June 10th, 2010  |  Published in 日常

小論文を出していたワークショップに通ったので、2件発表してきます。

  1. HotPar ’10 : UC バークレーにて。 ポスター としてとおりました。1分間の紹介トークをするチャンスが与えられたのでこしゃべりします。 LT 力!

  2. A4MMC : フランス サンマロにて。ショートペーパーとして とおりました。 10分しゃべります。

ワークショップとはいえ、英語で発表するのは初めてです。まあなんとかなるだろう.. どうやって笑いをとったものかしら。

6/13 から 6/17 まではバークレー付近に、 6/18-24 はサンマロにいます。 MiFi とか契約していかない (途中日本にかえってこず地球一周してくるプランなので、 MiFi の定額プランが国ごとなのにマッチしない) のでオフラインなことがしばしになる予定です。それもまた楽しかな。

MacBook Pro 15”, SSD

May 28th, 2010  |  Published in 日常

MacBook Pro 15” を買った。オプションは Core i7 2.66GHz, 128GB SSD, ハイレゾアンチグレアディスプレイ。

SSD が素晴らしい

大量のドキュメントを Evernote に入れているユーザには SSD が必須と言える。
たとえば、CPU やメモリが強力だけどストレージが HDD な Mac で Evernote を使うよりも、 CPU やメモリは少ないけれどフラッシュメモリがストレージな iPad から使うほうがぐっとスムーズな使いごこちがある。
どちらの長所もあわせもつ MacBook + SSD は現時点で唯一 Evernote をストレスなく “編集” できる環境だ。

ビルドがものすごく速くなった

スクリプト系言語の REPL のインタラクティブ性にはまだ届かないけれど、 Xcode でビルド → iPhone シミュレータで実行して確認 → コードに戻る のループをずばばばっと速く回せるようになったことは大きい。ぼくは深く考えずにコードを変えてみて、その現象から次の手を考える、というループを回す開発スタイルなので (いや、深く考えてコード書いたほうがいいんだろうけれど…)、 SSD によるビルド時間の短縮は生産性に直結する。
一度この速さを知ってしまうと、これまでどうしてあんな遅い環境で我慢できていたんだろうと思ってしまう。けっきょくのところ、コンピュータは I/O がボトルネックになっているところがいまだに大きいし、これからもそうなんだろう。

RubyKaigi 2009 Reject Talk 2

July 21st, 2009  |  Published in 日常

RubyKaigi 2009 の2日目、 Beer bust 片付けを終えたあと。なんか無性にこの昂りをつたえたくて RejectKaigi キャンバスにふせんを貼っていた。

電波にあてられて、3日目の RejectKaigi 直前につくっていたスライドが以下のもの。 RubyKaigi スタッフになるのおすすめだよ! という勧誘でした。

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終わってみると、ひたすら「ともだちほしいんです!」「ともだちできました!」と連呼する稚拙な発表になってしまい、72時間は自己嫌悪から抜けられませんでした… なんか自分の話ばっかりしてしまった。これはひどい。

たしかに、輪の中に入ろうよ! ということも伝えたかったことのひとつだったんだけれど、それよりももっと伝えたかったのは、こんな nice なチームがあるんだということを中に入って体験してほしい ということ。そして、あなたが RubyKaigi というこの場、Ruby という不思議な魅力をもつ何かのためにできることがここにもあるんだ 、ということです。

nice なチームといっしょに働くことは、自分が nice なチームをつくるための第一歩になるんじゃないかと思うのです。 nice であるというのはどういうことなのか、体験できる機会はなかなかない。 RubyKaigi スタッフとして活動するというのは、そういう貴重な機会に飛びこめるということなのです。

ん、RubyKaigi スタッフをやらせてもらって感じたことは、また別のエントリに書きます。


スタッフなのに2日連続で RejectKaigi でてしまってほんとすみません >< 来年はテクニカルなセッションでしゃべります >< 翻訳もがんばります ><

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iPhone で Web サービスの SMS 通知を受ける

June 21st, 2009  |  Published in 日常

Remember the Milk といった Web サービスには、 SMS 通知という機能があります。指定しておいた時間にリマインダがケータイに飛ばされてくるやつですね。 ところが、これまで iPhone で SMS を通知を受けようにもやり方がわかりませんでした。ユーザ名 at i.softbank.jp という選択肢が、 Web サービス側になかったのです。1

しかし、 iPhone OS 3.0 で MMS を送受信できるようになり、状況がかわりました。やってみてうまくいったのでシェア。

MMS

Softbank での MMS アドレスは ユーザ名 at softbank.ne.jp になります。これは、 Remember the Milk などの Web サービスでも選択肢にあります。

Remember the Milk での設定は、 “Settings” → “Reminders” (このアドレス) で、設定例は以下のようになります。

RTM SMS Setting for Softbank MMS


iPhone での MMS 通知をメール通知と比べたときの利点は、どのアプリにいても、通知内容がプレビューつきで、ポップアップ通知される ところですね。いわゆる Push Notification です。これがかなり便利。

iPhone アプリ側で Push Notification を実装するのも手なのですが、 MMS という既に Push Notification の共通基盤として存在するものを使うというのもアリかなーと。たとえば、ぼくのつくっている Remember the Milk の iPhone クライアント Milpon でも Push Notification やろうかなーと思ってたんだけれど、 MMS 通知で狙っていたことが十分に達成できてしまっていました。

他にも SMS 通知してくれる Web サービスってありますかね?

あと料金ですが、ソフトバンクに問い合わせたところ、海外からのでも MMS の送受信は パケット定額フル の適用範囲内とのことでした。受信料を気にせずじゃんじゃん MMS 通知を受けまくって OK ですね。


  1. 追記: いま Google Calendar の設定項目をみたら、 i.softbank.jp がありました。 

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