めがね を観た
            September 22nd, 2007  |  Published in Uncategorized
            
              今日から公開だったを観てきました。かもめ食堂チームによる。 都会の慌しい中にいて、南の島のゆったりした時間を、押しつけがましくない映像で味わうことのできる、素敵な映画でした。
              構図の良さや間の雰囲気はかもめ食堂ゆずり。きっと監督の世界のみかたが広くてどっしりとしてるんだろうな。
              素敵な時間はいつか終わってしまったり、なくなってしまったりするし、そういうのが過ぎていくのをただ眺めているしかできないこともあるのだけれど、人は繰り返すこともできるし、あらたに始めることもできる。季節というのは、そういうことを教えてくれるんだというメッセージが込められた作品だったと受け取りました。 陽はまた昇るし、明けない夜はないし、冬の次には春が来るのです。
              「人生でいちばんのかき氷だった」という描写があって、映像で味を伝えるのは難しいのだなと。見えないし聴こえない。 真夏のギラギラに暑い炎天下でこのシーンを観ていればだいぶ臨場感が違ったのかも、とか思う反面、それでも僕たちは見えない感情というものを映像で伝えることはできているんだな、ひとの表現力は奥深いんだなとか感心したり。
              帰り際にパンフレットを買って行った。あの地図が挟んであったり、いろいろと作り込まれててうれしかった。 ちゃんと気持ちが入ったものを手にするというのはよいものです。
              きっと、近いうちに誰かがメルシー体操を実演してYoutubeとかにアップすると予言しておく。
              関連
              
             
            
           
          
            かもめ食堂
            September 5th, 2007  |  Published in Uncategorized
            
              かもめ食堂を観ました。
              抑えた空気感とか、あっさりしてるけどほど良い間とか、落ち着いた構図のカメラとか、白夜と日中の晴れた空のコントラストとか、照明と壁の色合いとか、すばらしいところはたくさんあるけれど、音づかいが何より良かった。
              淡々と物語は流れていくのだけれど、少しずつ登場人物の気持ちに変化が見えてくる。じっさい、人の気持ちはドラスティックに激変するものじゃないし、ゆっくりと飛び石を渡るようにステップを踏んでいくものなんだろうな。
              変わっていくものだし、変わっていかないと。変わってしまったものは受け入れないと。
              あと、やっぱり猫が好き的な雰囲気だと妻が言っていた。
              それにしても北欧いいなー。
              
              
                
                  
                
                
                  
                  
                    バップ (2006/09/27)
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 ヘルシンキ、ラブリー!
                    

 食堂を開いた人の普通の日常
                    

 雰囲気を楽しむ映画
                  
 
                  
                    
                  
                 
                
               
             
            
           
          
            Usual Suspects (again)
            August 19th, 2007  |  Published in Uncategorized
            
               です。 前に観たのは10年前くらいでしょうか。久々に観ました。お好み焼きと焼きそば、2本の缶発泡酒と共に。
              内容をすっっっかり忘れていたので、いたって楽しめました。ラスト3分でやっと思い出し、「おぉっ、このシーンはッ!!」みたいに悶えた。うまいよなー。筋はすごいシンプルなのに、こんなにひっくり返されるんだから。
              Usual Suspects なので、「よくある疑い」みたいに自分で訳してて、「みんなはこういう風に推理するだろう、よくある推理だ。でもそんなもんじゃないんだぜ」みたなどんでん返しを暗示しているのだなと考えていたのですが、どうもそうではなくて、「常連の容疑者」というのが適切な訳のようで。なるほど。
              アメリカ映画は英語を聞いて内容を浮かべながら観るようにしているのですが、Fxxkとかなんかばっかりだった。こういう感覚もすごい懐しい。
              capsuleの初期作品3枚とともに借りるために、数年ぶりにツタヤの会員になったとき、受け付けてくれた見習いのバイトの女の子がものすごい幼くて、初々しくて、でも笑顔はちゃんと素敵だったのに感動した。 そんな風に感じるなんて、この前に借りた10年前には思いもしなかったろうな、なんて。
              
              
                
                  
                
                
                  
                  
                    パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン (2006/09/08)
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 2回目もしっかり見よう
                    

 大傑作
                    

 すばらしい
                  
 
                  
                    
                  
                 
                
               
             
            
           
          
            舞妓Haaaaan!!! を観た
            July 18th, 2007  |  Published in Uncategorized
            
              
              ものすごい散文的なんだけど、底に流れていのは 「好きを貫く」ということ。 それはもうがむしゃらに、ひたむきな情熱で。
              で、破竹のごとく突き進んで道を究めてしまい、ふと虚しさを感じている阿部サダヲに、 柴崎コウがばっしーんとビンタをするところが、ものすごい切なくてよかった。
              あと、随所にさしこまれている小ネタがレベル高くて参る。 スポーツ新聞に「お前は誰だ!」とかすごすぎる。テンポとウィットの絡み方がばっちりなんだな。
              柴崎コウが演じる健気さを見ていて、これには頭が上がらんなーと思うかたわら、 こんな風に好きを貫き通す男に女は惹かれるもんなんかいなー、と妻に聞いてみたら、 そうでもないよ、とのこと。いろいろだよね。
             
            
           
          
            憑神を観てきた
            July 1st, 2007  |  Published in Uncategorized
            
              憑神。 よくできたB級映画でした。あのB級っぽさは、狙わないと出せないと思う。 映画自身に何かが憑いているのでは。
              途中から、ラストはどうなるんだろう、どうやって終わらせるんだろうこれ、と思案していたんだけれど、まさかあんなどんでん返しが待っているとは思わなんだ。 あと、そば屋さんがうまかった。しゃべりが落語っぽい。屋台のそば屋って、あんな風に屋台をかついで移動していたのかしら。
              帰ってから離婚弁護士の再放送を観て、すごい脚本がかっこよくて、なんだか憑きものが落ちたような気がしました。
             
            
           
          
            「しゃべれども しゃべれども」を観てきた
            June 2nd, 2007  |  Published in Uncategorized
            
              しゃべれども しゃべれどもを観てきました。
              もがいて、あがいて、打ちのめされる日々が、いつしか自分の中に大切なものを育てているんだよ、なんていう風に、帰りの電車の中で窓の外を見ながら思い返していました。 苦しさを飲み込まないと。
              香里奈さんがスクリーンに映る度に、非現実的な美しさが画面からこぼれ出ていて、はじめてこの人がきれいだと思った。 村上春樹の小説にときどき出てくる、「びっくりするくらいきれいな女の子」みたいだ。 村上春樹の小説を映画化するなら、彼女がその役をやっているのが自然に思える。
              ずっと内にこもった態度をとっている人がふと、たとえば老婆と浴衣を縫っているときに目つきが柔らぐだけで、すごく好ましく見える。ギャップというか。
              映画館で観る映画が出す質感が好きだ。広い空間に響く声、うす暗さ、ときおり画面はじの方にちらっと出てくる黒点 (フィルムのせいなのかな?) なんかが、家のディスプレイで観るのとはぜんぜん別のレイヤの雰囲気で、ストーリーを伝えてくれるから。
              なにより、少年の落語が圧巻だった。彼の一芸に笑わされるためだけにも、観てみる価値はあると思います。
             
            
           
          
            DEATH NOTE
            November 20th, 2006  |  Published in Uncategorized
            
              デスノートの前編を観ました。漫画のほうも読んだことがなかったので、ストーリーを初めて知ったのです。知能戦っておもしろい。
              藤原さんの演技が、以前の古畑任三郎のときを思い出させます。クールだけど悲しさを背負ってる、みたいな。
              ジャンプってけっこうなんでもありなんやなぁと再認識します。ジョジョとか電影少女とか。
             
            
           
          
            The Sound of Music
            February 19th, 2006  |  Published in Uncategorized
            
              近所の映画館で上映していたので観に行った。 手に汗握る美しさ。
              たくさんの大事なことが詰まっていた。
              
                - The Sound of Music
- My Favorite Thing
を何度も口ずさんでしまう。
              最後の追われるシーンがすごくどきどきして、手に汗を握ってしまった。
              Wikipediaで調べてみたら、なんと実話をベースにしてるのだと。
              
              山々の美しさと、メロディーの美しさがずっと余韻をひいている。長いんだけど、また何度も観たい。
              
              
                
                  
                
                
                  
                  
                    20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2004/03/19)
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 よかったです
                    

 名作だと思います。
                    

 老若男女向け
                  
 
                  
                    
                  
                 
                
               
             
            
           
          
            ハウった
            January 6th, 2005  |  Published in Uncategorized
            
              今年の初勤務は定時でちゃっと上がり、今更ながらハウルの動く城を観てきた。
              メカの動きが凄かった。背景画は写真みたいにきれいだった。 これまでの宮崎駿作品の要素が随所に見られたような。(ロボット兵、指輪、あやしい老婆など)
              ハウルとソフィーの声がなんだかなぁと。いや、声はいいのだけど、声の演技が物足りなくて、いまひとつ気持ちを入れきることができなかったのが残念。 あと、ハウルが最初に登場したときにあまりにビジュアル系だったのでずっこけた。FF8のキャラみたいだ。
              ストーリーに、すごく単純なところがある一方で、複雑だったり謎のままになっているところがあるのが不思議な印象を残しているのか。だって、xxxがxxxしてxxxしちゃうなんて、あまりにあまりだ。
              観てる間は、なんだかなぁと思うシーンがしばしば目についていたのだけど、帰ってから映画館のチケットを眺めつつ、ストーリーをしばらく思い返していると、なんだか不思議と愛着が湧いてくる。ちょっと涙ぐむ。 なんの下知識もなく観に行ったのだけど、今サイトに飛んだら「生きる楽しさ、愛する歓び」て書いてるのを見て、なるほどなと思った。えらく分かり易い表現方法でメッセージを伝えていたのだな。
              スタッフロールの時のピアノに一番感動したのはナイショであり、ソフィーと聞いてウルトラマンを思い出したのはヒミツだ。